2017年01月18日

コロッケ蕎麦11 〜住吉編〜

月曜日に1年8カ月ぶりにコロッケ蕎麦を食す。2017年初コロッケ蕎麦。

これまでのコロッケ蕎麦との戦いはずっと個人戦ではあったが、今回は初めて部下とのダブルスとなる。

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この部下は日本唯一の柔道専門Podcast番組「奥襟部長の柔道談義」のヘビーリスナーであり、以前オープニングトークでコロッケ蕎麦について話していたことを客先に向かう途中に思い出す如才ない部下である。で、「今日のお昼、コロッケ蕎麦はいかがですかぁ?」などとかるーく提案してきたりする。

しかしながら、この部下はコロッケ蕎麦についてはど素人であるからして、提案はヨシであるものの、詳細は上司である奥襟部長が指示を出さなければならない。これはなかなか大変である。

「蕎麦屋があったとしても、コロッケ蕎麦があるとは限らんぞ。」
「コロッケの位置づけはトッピングなのか、それともコロッケ蕎麦というメニューがあるのか。」
「コロッケは後のせか前のせか。」
「立ち食いか否か。」

などなどなどなど。

そこから必死にスマホで検索する部下。そして、お客様のすぐ近くにコロッケはトッピングであるもののコロッケ蕎麦的なものを食べられる蕎麦屋を発見したとの報告を受ける。「ま、100%納得いくものではないけれども、久しぶりでもあるし、番外編として食べてもよい」と、面倒くさい回答をし、その蕎麦屋に向かうことにする。

ほどなくして到着。お客様とのアポイントまであと20分。

少し焦る部下に、「コロッケ蕎麦は5分以内で食べるのが礼儀であるからして問題なし」と告げると、「え、5、5分ですか?自身ないっす・・・」という言葉。

既に軽い気持ちで「お昼、コロッケ蕎麦にしましょうか?」といったことを後悔している様子。しかし時既に遅し。「・・・自身ないっす・・・」に対しては何も答えず、無言で店に入る。

店はカウンターのみ。カウンターは赤が基調で一見ラーメン屋のような作りではあるが、メニューはうどん、そばのみの正しい蕎麦屋。駅前でもないのに珍しい。

水はセルフサービス。カウンダーの中央には天ぷらや揚げ物が入ったお皿などがある。

店員は中央におじさん。脇を3名のおばちゃんが固め、忙しそうに働いている。そこそこ広い。

部下と共に席につき、部下が一生懸命メニューをチェックしているのを尻目に、奥襟部長は速攻で「かけそばにコロッケをトッピングで」と告げる。

すると店のおじちゃんが「あいよ」と返答してくれる。

部下も慌てて「同じものを!」と告げる。

おじちゃんはまたしても「あいよ」と返答してくれる。

部下が水を取りに行って戻ってくるころには、すでに奥襟部長にコロッケ蕎麦が届く。

「早い!」と部下が驚いているのを無視して、じっとコロッケ蕎麦の佇まいを確認する。

汁黒め。刻みネギが脇の方にしか見えない。大部分がコロッケに覆い隠されている。コロッケ後のせ型の性。否、業とでも言おうか。

量適正。うむ。コロッケがトッピングということを考慮すると合格点。

まず七味を手に取り、少し見えているネギの上にちょいちょいとかける。

決してコロッケにかからないように配慮する。

そして、少し汁をすすった後、コロッケをがぶりとやる。

うむ、冷たい。正確には、汁に浸かってない上半分が冷たい。正しい。

そしてすかさず蕎麦にいく。うむ、柔らかい。合格

コロッケでスペースが空いたので、そこにまた七味をかける。そしてまたコロッケ。

ここで断面を確認。具は半分に切った小さめのグリーンピースとニンジン。

肉らしきものはゼロ。なるほど、そうきたか。

そしてまた蕎麦、汁、コロッケ。時々七味。蕎麦、汁、コロッケ。時々七味。晴れ時々七味。

結局最後までコロッケの断面に肉は出てこず。これは若干のマイナス点。

そぼろ一粒でもあってほしかったと思う今日この頃である。

そしてあっという間に平らげる。2分48秒。まあまあのタイムだ。

で、横を見ると、必死な形相でコロッケ蕎麦にかぶりつく部下がいる。

まあまだ時間がある。そう急ぐな。

奥襟部長は失礼してトイレに行く。

すると、どんなもんだという感じの和式。

うむ。正しい。

トイレから帰ってきて、そろそろ完食しかけた部下を横目に席に着いてカウンターの中を観察する。

どうもおじちゃんは司令塔のように見えて、実は全然リスペクトされてないことがわかる。

おそらくおばちゃん奥様の方が実権を握っている模様。

電子レンジがチーンというと、おじちゃんに「なんかチーンって言ったよ。チーンって。」と、おじちゃんに暗にレンジに行けと促す。

おじちゃんがコロッケが切れたというと、「今、揚げてる!」と娘っぽいおばちゃんがシャウトする。

でも、おじちゃんは返事もせず、ただウロウロしている。なんらかの様式美がそこにはある。

うむ。なんだか色々正しい。


気づけば部下は完食している。

「行くか。」というと「いやー、焦りました」というので、それには答えず、おじちゃんに「ごちそうさま。おあいそ。」という。

おじちゃんは微かな笑みを浮かべて「420円です」とおっしゃる。

「コロッケはトッピングではなく、コロッケ蕎麦としてメニューに載せられてはいかがですか?」と言いかけてやめておく。

ちょうどの小銭を渡して店を出る。

慌てて後ろに続く部下。

信号待ちの時に「正しい店だったな」というと、部下も「そうですか。」と答える。

たぶん、俺の言う本当の意味の「正しい」はわかってないなと思いながらもあえて突っ込まずお客様に向かう。

気づけば時計の針はアポイント5分前を指している。

空はまぶしいほどの青空で、小さな鳥が一羽、気持ちよさそうに飛んでいた。


posted by 奥襟部長 at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月04日

コロッケ蕎麦10 〜大月編〜

木曜日にJR大月駅で昼食をとることになる。せっかくの大月なので何か地元のものでもとは思ったが、時間が20分もない。うむ。仕方あるまい。挑戦的な眼差しを向けている立ち食い蕎麦に入ることにする。


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店内を見回すと客は一人。若い駅員さんだ。物凄い勢いで蕎麦をすすってる。眼差しは険しい。世の中に対して何か不満があるようだ。どうした。そうか。おそらく君は3年目くらいなんだな。この会社に入社したのもなんとなく成り行きで、同期のいわゆる鉄道マニア達とはイマイチ仲良くなれないんだな。そうこうしている内に鉄道について何も知らないチャランポランな新入社員が入ってきて、イライラしているんだな。で、その新入社員が昔の自分を見ているようで、それも何か腹が立つんだな。そうか。それなら仕方がない。存分に蕎麦をすすればよろしい。うむ。

話を戻す。奥襟部長、おもむろに券売機の前に立つ。そして迷わずボタンを押す。そう、勿論、そのボタンはコロッケ蕎麦。イエス、コロッケ蕎麦。1年2ヵ月ぶりのコロッケ蕎麦である。久しぶりの対戦だ。結構腹が減っていたので、いなり寿司(2ケ)も買う。だって、おにぎりは売り切れだったんだもの。

食券をカウンターに出す。おばちゃんが「コロッケいただきましたぁ〜!」と威勢よく声を上げる。そうするともう一人のおばちゃんが「あいよ!」的な返しを曖昧な発音で返す。厨房の中は2人しかいないのに大したもんだ。

席は、自分自身にいらつき、今まさに一皮むけようとしている駅員の横に陣取る。で、程なくして「コロッケ蕎麦といなりのお客様ぁ〜!」と呼ばれて、カウンターに取りに行く。そしてお水を入れて席につき、マジマジと外観チェックから始める。ふむ。左側にコロッケ。右側にネギ。コロッケは後のせ型。ネギはちょんとつまんで集合体のまま置かれているちょい乗せ型。なるほど。パラパラ型ではなく、ちょい乗せ型だな。粋なことしやがって。

汁をすすり、七味で味を調える。コロッケは後のせなので、一回沈んでもらう。また会おう。

しかし、蕎麦の味普通。汁の味普通。ネギの量少なめ。いかん。早い段階でコロッケと対戦するしかない。

コロッケを汁底から持ち上げ、がぶりとやる。うむ。冷たい。そして具は肉らしきものだけ。正しい。そこはかとなく正しい。ストロングスタイルだ。ストロングスタイルにはストロングスタイルで応えるのが礼儀というもの。ガツガツ一気に食べて留めを指す。トータル1分15秒。いい試合だった。
最後にいなりを豪快に二口で食べる。ごちそうさま。

気づけば駅員はいない。そうか。奥襟部長の食べっぷりで、何か生きるヒントが見つかったに違いない。

カウンターに食器を返して、外に出て、空を見上げる。そうか、もう春か。
気づけば奥襟部長の肩に桜の花びらが一枚乗っていた。






posted by 奥襟部長 at 11:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

コロッケ蕎麦9 〜千駄ヶ谷編〜

土曜日はちょいと野暮用があって千駄ヶ谷へ。丁度お昼時だったので、前回の西荻窪からそんなに時間が経っていないけれど、コロッケ蕎麦を食べることに。


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今回のコロッケ蕎麦。結論から言うと、今までで一番まずい。なぜだ。どうすればあんなにまずく作れるのだ。そもそもこの前の西荻窪も今回の千駄ヶ谷もJRの構内は同じ「あじ○い茶屋」のはずだが、ここまで差がつくのはなぜなんだ。共通の調理マニュアルみたいなものがないのか。これはJR七不思議の一つと言っても過言ではないだろう。あと6つ知らんけど。

千駄ヶ谷の立ち食い蕎麦はそもそもシチュエーション的に悪くはない。改札前。かなり狭い。中途半端にちょっとだけ座るところがあるが、ほとんど立ち食いスペースで壁に向かって黙々と食べるスタイル。孤高のおっさん達にはベストと言わざるを得ない。故にあの味、極めて遺憾である。いかんぞ。遺憾だ。

時系列に辿っていこう。

奥襟部長が到着したのは12時過ぎ。一番混んでいる時間。券売機は店外の一つだけ。店の中はガラスばりなっていてすけすけ。英語でいえばトランスペアレント。イエス、トランスペアレント。
中を確認すると、店内はほどよく満席。空いてるスペースを2−3箇所。ちょっと狭いけどまあいいか。

券売機で迷わずコロッケ蕎麦の食券を買って店内に。待ってるおっさんが一人。すぐにかけあげ蕎麦をもらって立ち食いスペースへ。すかさず奥襟部長がおばちゃんに食券を出す。なんとなく食べる場所を確保する前にカウンター横のお冷をとって蕎麦が出てくるのを待つのが流儀的な空気を感じ取ったので、そのままカウンターで待つ。すると、おばちゃんが手際良く作りだす。あれ、なんかこれって何かと似てる。そうだ。スタバで待っているのと同じ感じだ。スタバでは若いお姉ちゃんがきびきびと動くのをみるのだけれど、ここではおばちゃんがきびきび動くのを見る。特に湯切りは大きな見せ場。おばちゃんは明らかに意識をしてる。おばちゃんが軽やかに、ジャッ、ジャッ、っとやって器に蕎麦を入れると、すかさずそこへ汁をじゃーっと入れる。そしてコロッケとねぎを入れて、はい、完成。うむ。やっぱりスタバとは違うな。勘違いだ。

右手にお冷。左手にコロッケ蕎麦を持って立ち食いエリアへ。残念がら孤高のおっさんスペースは空いてなかったので中央の大きな机の立ち食いエリアに。
お冷と蕎麦をおいて、まずは汁をズズズっとすすってから七味をパッパッ。そして間髪いれずにコロッケにかぶりつく。ゲフッ。冷たい。冷たすぎる。なんじゃこれ。揚がってないんじゃないか。でも一応揚がってるみたいな色はしてる。そんでもってまずい。思わず箸で持ち上げて自分が食べた所をマジマジと見る。具は肉のそぼろらしきものが少し見える程度。肉というかホクロみたいな感じ。後はいも。多分いも。
仕方ないのでコロッケを蕎麦下に潜らせて封じ込める。これでなんとかなるはずだ。で、物凄い勢いで蕎麦を食べていくと、すぐに水死体よろしくコロッケが浮かんでくる。むむ。低比重。
で、もう一回がぶりとやる。むむ。うまくない。違う意味でまずい。なんだこれは。しかもふわーって溶けない。オーマイガッ。ここまでくると少し笑える。うん。ナイス。まずい。まずいナイス。

とはいえ残すのはもったいないのでガブガブ食って汁で流し込む。今回は1分10秒。しかしタイムの問題ではない。あまりの早さに隣のおっさんが顔を上げた気がしたが、まあ気のせいだろう。

空いた器を返しに行くと、券売機とジャッ、ジャッのおばちゃんの前には行列が。まじか。どうなってるんだ千駄ヶ谷。コロッケ蕎麦以外はうまいのか。

まあ、いい。二度と千駄ヶ谷でコロッケ蕎麦を食べることはないだろう。他の駅でリベンジだ。
次はあなたの町の立ち食い蕎麦屋に奥襟部長が登場するかも。コロッケ蕎麦を食べてるイケメンを見つけたら、少しドキドキしてみてください。きっと他人です。



posted by 奥襟部長 at 21:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

コロッケ蕎麦8 〜西荻窪編〜

今日のお昼はコロッケ蕎麦。1年2カ月ぶり8回目のコロッケ蕎麦。
場所は何を隠そう最寄り駅の西荻窪駅。ここに住み始めて1年7カ月。漸く足を踏み入れたトイレの隣にある立ち食い蕎麦屋である。否、ここは甘やかすまい。厳密に言えば、隅の方にちょこっとだけ座るところが設けられている「やや軟弱な」立ち食い蕎麦屋である。


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券売機の前に行くと、どこかの板前さんのようなお兄ちゃんがポケットの中に手を突っ込んで小銭をしゃらしゃらさせながら選んでいる。なぜかわからないが、じゃらじゃらではなくしゃらしゃらである。1円玉が多いのか。
適度なしゃらしゃらの後、お兄ちゃんが何かを買ってお店に入る。何を買ったのかちょっと気になるが、どうせ後でわかることなので、ここでは深くは詮索しない。で、奥襟部長は0.1秒かからずに反射で「コロッケそば、うどん」というボタンを押す。しかし待てよ、うどんという選択肢があるんだな。コロッケうどん。うーむ。納得いかない。しかし、いずれ対戦する日も来るような気もする。夏になると「コッロケうどん(冷やし)」なんてものもあるのだろうか。むむむむむ。これは壮絶な戦いになりそうだ。ま、とにもかくにも食券を持って店に入る。

店内には軟弱な椅子に座ってゾバッ!ゾバッ!とソバを食ってるおっさん、そしてさっきのお兄ちゃんの二名。お兄ちゃんは立ち食いエリアの机に20度くらいの角度でよりかかって肘をついている。いわば「クイズ100人に聞きましたの関口宏」的ポーズである。正しい立ち食い蕎麦の待ち方。きっとなかなかのキャリアの持ち主に違いない。

奥襟部長はまっすぐにおばちゃんのいるカウンターに行き、食券を出して、聞かれる前に「蕎麦で」と申し上げる。「蕎麦にしますか?うどんにしますか?」などという野暮な質問は受けたくない。ダンディでハードボイルドな男なら、きっと皆そう思うにちがいない。

そして奥襟部長は壁にくっついている立ち食いカウンターという孤独を愛する男達受けする場所に陣取って関口宏となる。程なくしておばちゃんが器をもってカウンターに顔を出す。うむ、お兄ちゃんのやつだな。しかしその刹那、信じられない言葉を発する。「中華そばのお客様〜」。何?な、なぁーにぃー?この店に来て中華そば。確かにそばではあるが、そばではない。あんなものはラーメンだ。なんてことだ。中華そばだと?お兄ちゃんは待ってました言わんばかりにやや頬を緩めて取りに行く。いやいやいやいや。見損なったよ。そんなやつとは思わなかった。あの小銭しゃらしゃら、関口宏立ちまでは完璧だったのに。仕方ない。断腸の思いで君に心で破門を言い渡す。恨まないでくれよ。お兄ちゃん。否、中華そば野郎。

そのような葛藤をしていると、おばちゃんがすぐさま「コロッケ蕎麦のお客様〜」と、呼んでくれる。はいはいはいはい。わしです、わしです。いそいそとカウンターに取りに行き、やや中華そば野郎の方にドヤ顔をする。中華そば野郎は夢中になって胡椒をふりかけている。しかし、くしゃみはしない。やはりその程度のレベルだったのか。一度でも評価をしてしまった自分が恥ずかしい。

カウンターの横で水を汲み、孤独カウンターに戻ってまずは汁を一啜り。うむ。濃い。これだな。そして全体を見渡す。具、ねぎ、コロッケ、以上。一旦、目を閉じてもう一度開けてみても、具、ねぎ、コロッケ、以上。うむ、素晴らしい。そして潔い。ここで水を一口。うむ、なまぬるい。きっとパートのおばちゃん同士が「こんなに寒いんだからそんなに冷やさなくていいわよ〜。」などと激しく議論を戦わせた結果に違いない。ご苦労様。

軽く一口蕎麦を食べ、一気にコロッケにかぶりつく。うむ、これは「後のせ汁かけ型」だ。「コロッケ蕎麦3」でレポートした新子安駅以来である。ナイス。わかってるじゃないか西荻窪。そうだ後のせ汁かけが正しいのだ。さすがは奥襟部長の最寄り駅。

そしてコロッケの具。なんと見事にゼロ。じゃがいもだけ。ポテトオンリー。オンリー、ポテイトォ。これまた素晴らしいではないか。よく人参か口を切った時についた自分の血かよくわからない赤い点や、肉のつもりかよくわからん茶色い点がちょこっとあるのに比べれば、実に潔くて男気を感じる。ありがとう。
ただ、驚くべきことに、よくあるコロッケが汁の熱でワサーッが全然ない。固すぎる。これは減点。やっぱり最後にコロッケの中身がワサーッっとなって、それが溶け込んだ汁を一気に飲むのが好きな奥襟部長としては遺憾の意を表明せざるを得ない。ここは改善点。

ねぎは辛く、汁も濃く、高血圧の人が食べたら絶対にいけない自己主張の強さ。グレート西荻窪コロッケ蕎麦。今回は1分30秒程度で食べ終え、中華そば野郎を一気にまくって店を出る。

コロッケ蕎麦。相変わらず奥が深い。




posted by 奥襟部長 at 16:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日

コロッケ蕎麦7 〜かきあげ vs コロッケ〜

奥襟ブログファンの皆さま、お待たせしました。私、3年7カ月ぶりにコロッケ蕎麦を食しました。やはり営業に戻ってきたら立ち食いそばでコロッケ蕎麦です。それでも4カ月かかりました。というのも、奥襟部長は部長なので、「部長、お昼はどこにしますか?」と部下に聞かれると、やっぱり「そうだな、イタリアンかフレンチだな。」と言ってしまうので、あくまで一人で営業に出かける時しかチャンスがないわけです。で、今回、ようやくそのチャンスが巡ってきたのであります。


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場所はJR四ツ谷駅。丸の内線に乗り換える階段を上がった、そう、あそこです。
丁度お昼時なので券売機には二人ほど列が。ようやく奥襟部長の番になりますと、後ろには鬼の形相のおばちゃんが立っています。恐いので早くしなければならないと思い焦っていると、急にかきあげ蕎麦が誘惑してきます。おーい、奥襟さーん、かきあげはどーだい、いつもコロッケばっかりで飽きてるんでないんかーい、などと言ってるように見えなくもなかったりします。そう言われると、確かにかきあげも魅力的。そんな矢先コロッケのボタンが、わさわさしているように見えてきます。まさか、ここにきてコロッケ蕎麦を食べないつもりではなかろうな、そのようなことをしたら、貴様は一生後悔するぞ、と、わさわさしてるようです。後ろには鬼の形相のおばちゃん。誘惑するかきあげ。わさわさするコロッケ。ああ、神よ、どうすればいいんですか。いいんです。

もはやこれまでかと思って目を伏せますと、単品のところにもコロッケの文字が見えます。さらにその横にはかきあげの姿も。そうです、単品で頼めば両方食べられるのです。すごいぞ、四ツ谷。ありがとう四ツ谷。

で、いざ買おうとしますとふと疑問がわいてきます。かきあげ蕎麦+コロッケ単品と、コロッケ蕎麦+かきあげ単品ではどちらが安いのでしょうか。これは深遠なるテーマです。いわば小学生の算数であります。ただ、後ろのおばちゃんの形相が恐ろしく、落ちついては計算できない為、「えーい、ままよ!」と、勢いに任せてコロッケ蕎麦+かきあげで購入します。いそいそと店内へ入りますが。これはひょっとしたら損したのではないかと気が気ではありません。

店内に入るとカウンターだけがあり、中ではおっさん二名とおばはん一名が効率悪く働いています。どうやらおっさん1号は注文を通したり、お客さんに詰めてもらったりと店内の秩序を保とうとする役割のようです。おっさん2号は調理担当。おばはんデラックスはおっさん2号に指示を出すという感じのようです。

食券を出してセルフサービスのカルキ臭い水を一口すするとすぐに蕎麦が登場。なんと始めからかきあげが蕎麦の上に乗っています。イエーイ、のってるぜ。盆と正月がいっぺんに来たみたいとはこのことでしょう。

早速コロッケを一口がぶりとやります。良い感じに生温かく、そして具が少ない。正しい。極めて正しいと言わざるをえません。
かきあげはとても油っこく、三口ぐらいたべると、わさーっと分解し始めます。これも正しい。極めて正しいと言わざるをえません。

コロッケ、そば、かきあげ、わさー、コロッケ、そば、かきあげ、わさー、を4回ほど繰り返して最後は汁をずばばばばばばー、どかーん、ちゅどーん!と、飲んで終了となります。1分48秒。なかかのタイムです。こうなっては長居は無用。とっとと店を出ようとしますと、券売機の後ろにいたおばはんがぞばっ、ぞばっって言いながら蕎麦を食べています。さようなら、おばはん。

店を出ますと券売機に前には誰もいなかったので、先ほどできなかった計算を改めてやってみます。うん、大丈夫、総額は同じであることが確認できました。単品ではかきあげが30円も高いですが、そばの価格で調整されてどっちにしても総額は同じです。そうか、ありがとう。

やはりコロッケ蕎麦はステキです。また隙をみつけて食べることにします。皆さんもよろしかったらどうぞ。


過去のコロッケ蕎麦の日記

コロッケ蕎麦6 〜徹夜明けに染み渡るでんぷん達〜

コロッケ蕎麦5

コロッケ蕎麦4

コロッケ蕎麦3

コロッケ蕎麦2

コロッケ蕎麦




posted by 奥襟部長 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月25日

コロッケ蕎麦6 〜徹夜明けに染み渡るでんぷん達〜

水曜日は徹夜で仕事をする。久しぶりに会社で徹夜だ。
電話会議が終わったのが22時30分。どうしても翌日の朝までにやらなければならない仕事があり、通勤時間を節約するために腹を決める。

で、机に向かって黙々とやってると、結構あっという間に4時頃になり、慌てて2時間ほど仮眠をとる。で、起きるとむしょうに腹が減る。


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仕方ないので会社を出てうろうろしてると、赤坂サカスの奥に吉そばの看板がみえる。こっちを上目遣いでみてるような看板だ。なんだよ、そんな目で見るなよ。仕方ないなぁ、ってなことで、店に向かう。

到着してみると、なんとそこはゲネをしたビルの1階であることがわかる。おぉ。久しぶりだ。俺たちの青春の1ページ。早速、食券売場に歩を進めることにする。

すると自販機の上に写真入りでコロッケ蕎麦セットが紹介されている。なんとおいなりさんが2個もついているではないか。しかも大盛無料だ。これでしめて500円也。川平慈英ばりに、ゲンコツ作って「っくぅぅ〜」となる。本来、コロッケ蕎麦は駅ナカで食べるのが流儀ではあるが、今回は状況的にそうもいってられない。いざ勝負。

店のおやじさん食券を渡すと、「そばですか、うどんですか?」とか、「かきあげですか、コロッケですか?」などという愚問を投げかけてくる。眉毛がピクンとなるも、つとめて冷静に、「そばでお願いします。」、「そうですね。コロッケでお願いできますか。」などと返しておく。奥襟部長も大人になったものだ。おやじさんは無愛想に「あいよ。」と言う。

程なくコロッケ蕎麦が届く。うむ、見た目はよし。奥襟部長は猫舌なので、まずは蕎麦にいかずにコロッケをがぶりとやる。むむ、冷たい。そうきたか。コンビニの唐揚げとかおいてあるような温かそうなところから出てきたので、てっきり温いものだと思ってた。裏をかきやがったな。

ということで、コロッケの上に蕎麦の乗せて、コロッケ+蕎麦の自重で熱い汁の中に沈めることにする。コロッケよ。しばらくおさらばだ。あばよ。

そして蕎麦にいき、汁をすすり、おいなりさんを頬張って、コロッケに戻る。やあ、久しぶり。

挨拶もそこそこに、コロッケを再びがぶりとやると、丁度いい感じになってるのがわかる。おぉ、ナイス。そこからは、コロッケ、蕎麦、蕎麦、蕎麦、汁、おいなり、のローテーションでがっつく。よーし、食い終わった。2分だ。まあまあだ。

全体的な感想を言えば、バランスは悪くないが、はっきり言って、蕎麦がまずい。汁も濃い。でも、いいんだ。だってコロッケが程よかったから。徹夜明けのからだにコロッケのでんぷん達がいきわたる感触が伝わってきて、心地よかった。今、俺にヨウ素液を垂らせば、すぐに紫色になるにちがいない、そんな感じなのだ。

理想的なコロッケ蕎麦を追い求める旅は、まだまだ続く。



posted by 奥襟部長 at 08:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月16日

コロッケ蕎麦5

先月の話だが、久しぶりにコロッケ蕎麦と対峙する。今回も前回同様、『冷やし』なので、番外編という位置づけでご覧頂きたい。

今回は吉祥寺駅のホームにある蕎麦屋。このコラム通の方はお気づきだと思うが、以前にも吉祥寺でコロッケ蕎麦は食している。しかし、それはホームではなく改札を入った一階の蕎麦屋なので、今回は初対決の蕎麦屋であるといえる。


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まずこの蕎麦屋の概要であるが、とにかく狭い。そして、一見立ち食いのように見えるが、奥襟部長の肛門を直接刺激できるくらいの小さな椅子がある。食券は店の外の券売機で購入するスタイル。その日はだいぶ寒くなってきてたが、電車でベリーホットな感じになってたので、冷やしたぬきとコロッケ単品を選択。

入ってすぐに、就職活動風のスーツを着た女性が、「ズババババ」と、いう豪快な音を鳴らしながら蕎麦を食らっていてびびる。すごい勢いで怖い。目を合わさないように食券を差し出す。

カウンターには気難しそうなおばちゃんが一人。おばちゃんは食券を一瞥した後、こちらを見て、「冷たい方?」と聞く。なぜそんなに訝しんだ顔つきなんだ。ちょっとカチンときたので、食券を目の前に持っていって、「そうだよ、ここに『冷やし』とかいてあるだろうが。俺は真冬でも電車でホッティストな感じになってアイスを食べたくなる日もあるんだから、今日くらいの日は冷やしたぬきでも不思議じゃないんだよ!」と、叫んでやろうかと思ったが、蕎麦を食らう女性の目と、カウンターのおばちゃんの目の奥底にメルヴィン・マヌーフに似たものを感じたのでやめておくことにする。

程なくして、注文待ちは奥襟部長しかいないのに、「冷やしたぬきにコロッケのおきゃくさ〜ん」と、儀礼的な声が店内に響く。特に返答もせず取りに行くと、なんとコロッケが既に冷やしたぬきに放り込まれている。ほほー、わかってるじゃない。プラス10点だ。1000点満点だけど。

コロッケも揚げ玉とわかめを避けて、それでいて決して窮屈そうではなく、干し草に寝転がるハイジのように無邪気に横たわってる。うんうん、いいじゃない。

コロッケのその無邪気ぶりに、思わず最初にコロッケをガブリとやる。うん、普通だ。微量の肉的なものが多少入っているが、よくあるニンジンのかけらか唇を切ってついた血なのかよくわからん赤い野菜風なものなどは一切入っていない。でも中途半端に温い。

蕎麦は悲しくなるくらいにふにゃふにゃ。おばちゃん、湯がきすぎだよ。そしてネギが辛いよ。これは味わってはいけないので、1分30秒くらいで食べきる。心と体がよく冷える。もうここに入ることはないな。いや、温かいコロッケ蕎麦で再挑戦の可能性もあるか。そうだな。そろそろ温かい蕎麦の季節だもんな。期待はできないけど。



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2008年08月06日

コロッケ蕎麦4

久しぶりにコロッケ蕎麦について書いてみる。但し、今回はさすがにこの暑さで温かいコロッケ蕎麦は食することができず、冷やし蕎麦にトッピングとしてコロッケをつけただけなので、番外編として読んでいただきたい。



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三鷹の駅蕎麦に縁合って行くことになる。やはり駅蕎麦では何が何でもコロッケ蕎麦ではあるが、この暑さで温かい蕎麦+揚げ物のコンビネーションはあまりにも辛く悲しい物語になりそうだったので、冷やし蕎麦にコロッケをトッピングすることにする。冷やしコロッケ蕎麦という食べ物があればパーフェクトだったのに誠に残念である。

おばちゃんに食券を渡すと、思いもかけず、「コロッケは中に入れていいですか?」と、聞かれる。おお、なんて正しい質問なんだ。思わず、「ええ、ぜひ。」と、応える。

ややあって、おっさんが「冷やし蕎麦にコロッケお待たせしましたぁ。」と、声をかける。ああ、ありがたや。そそくさと受け取って、カウンターで眺めてみる。うむ。なかなかの風格だ。冷やし蕎麦にネギをかけてあり、その上に揚げ物の王者コロッケが、でんと横たわっている。その姿はさしずめ雌ライオンのようである。

温かいコロッケ蕎麦であれば、まずは汁をすするところだが、今回は冷やしということもあり、先に蕎麦を少しすする。そしてすかさず油断しているコロッケをガブリとやる。うむ。蕎麦はそんなに冷えておらず、コロッケはレンジで5秒程度温めた程度の中途半端な温かさ。確実に失格。なんて中途半端な温度バランスなんだ。奥襟部長は悲しくなってくる。でもまあ仕方ないので、一気に食べる。おそらく時間にして2分程度。この程度の相手に時間はかけてられない。ちなみにコロッケには小さいコーンが入っていたことは、どうでもいい情報として付記しておきたい。

冷やしコロッケ蕎麦とは今夏中にあと数回対戦しなければ気が済まなくなった。シャキっと冷たい蕎麦に、温かいコロッケが横たわる冷やしコロッケ蕎麦に、ぜひとも出会いたいものだ。皆さん、いい情報があれば、ぜひとも教えてください。



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2008年03月09日

コロッケ蕎麦3

木曜日に新子安駅でコロッケ蕎麦と対峙する。店の佇まいがなんともひっそりしていて素晴らしい。店は本当に立って食べるスペースしかなく、これぞジャパニーズ立ち食い蕎麦の王道である。



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さて、肝心のコロッケ蕎麦はというと、これがなんとこれまでの中でベスト。その違いはどうやら作り方にあるようである。

以前ブログで書いた、品川駅、吉祥寺駅の場合は、蕎麦を作ってから最後にコロッケを乗せる、いわゆる「後のせ型」。調理場のおばちゃん的には、「はい、お蕎麦あがりましたぁ、それで、えーっとこれは何蕎麦だっけ、天ぷらだっけ、あ、違うわ、コロッケだわ、えーっとコロッケは、あ、あった、あった、ほいっと、一丁上がりぃ」、みたいな感じのはずだ。
一方、今回の新子安はそば、ねぎ、コロッケを乗せた後、最後に汁をどばぁっとかける、いわゆる「先のせ汁かけ型」。調理場のおばちゃん的には、「はいコロッケ蕎麦ね、はい、ちょいちょいっと乗っけて、汁をどばぁー、どうだぁー」、みたいな感じのはずである。この違い。全然違う。もの凄く違う。冷えきったコロッケをこの新子安方式でやると、ちょうど良い感じになるのである。すごいぞ、新子安。品川駅の蕎麦屋もこの方式を使えば完璧のはずだ。

ただ一点残念だったのは、コロッケの具が少なかったこと。圧倒的に少ない。申し訳なさそうにニンジンと思われる赤い点がちょっとだけあったが、あとはジャガイモだけしか入ってないと言っても過言ではない。これはいただけない。

今後の奥襟部長の目標としては、後のせ汁かけ型を基本として、コロッケの具が充実しているものを適当に探ってみたい。




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2008年02月22日

コロッケ蕎麦2

昨日も縁あって駅の蕎麦屋に入る。今回は吉祥寺駅。前回ブログにも書いたコロッケ蕎麦をまた食べたくなって、いなり寿司とのゴールデンコンビで食券を買う。まったくこいつら良い相性してる。

さて、ここで突然ですが、前回のコロッケ蕎麦の日記を読んでいただいた方に質問。奥襟部長はお盆の上に乗ったコロッケ蕎麦といなり寿司を見渡してから、3回ほどウンウンウンと頷いて、その後箸をもって何をしたでしょう。
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はい、皆さん正解。「コロッケの温かさをチェックした。」ですね。


奥襟部長は前回冷えきったコロッケを相手に悪戦苦闘したので、今回はまず戦術を固めるために、コロッケの温かさを小鳥キッスで確かめた。と、なんとコロッケとして食べてもきっとおいしいと容易に想像できる力強い温かさ。素晴らしい。やるな吉祥寺。これで三角食べのような奇策に乗ずる必要がない。ありがとう。誰に感謝してるのかはよくわからんが、とにかくありがとう。早速自分の食べたいように箸を進めることにする。

すると3分の1ほど蕎麦を食べ終わった所でコロッケの様子がおかしいことに気づく。なんと、かなりの部分がタイタニックよろしく沈んでいるではないか。一大事だ。そう、コロッケがふなふなになってしまう。まだほとんど手をつけていない状態だったので全損である。一刻を争う。奥襟部長は箸を慌ててコロッケに向け挟み込むとなんと哀れ、まっぷたつに。ふなふなはもはや手遅れな所まで進行。救わなければと焦る奥襟部長。しかし挟んでも挟んでもコロッケは割れていくばかり。あぁ・・・。

奥襟部長がコロッケを腹におさめるには、もはや汁をすするしか手がない。今までの人生で一番不幸な「蕎麦汁すすり」である。この不幸な日を奥襟部長は忘れない。少なくとも、明日までは忘れない。

冷たすぎるコロッケはコロッケのおいしさを殺し、温かすぎるコロッケは汁に沈みやすく、すぐにふなふなになる。なんて繊細なんだ、コロッケ蕎麦のコロッケ。

絶妙な温かさのコロッケを乗せたコロッケ蕎麦を見つけることを、今後奥襟部長の力の0.01%くらい使ってやっていこうと、襟太郎に誓うことにする。襟太郎、お父さんは適当にみつけるからね。



posted by 奥襟部長 at 05:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | コロッケ蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする